motoyamayuki.com

Blog

「いや、フリーランスですから」で乗り切る今年の忘年会!

この記事はフリーランス Advent Calendar 2014 の20日目エントリーです。
色んな方が「フリーランス」という言葉を軸にブログを書かれていますので、そちらもぜひ!

今年もやってきました忘年会シーズン!

不特定多数の方とコミュニケーションをとらないといけない状態がけっこう苦手という方もいるんじゃないでしょうか。忘年会という、強制コミュニケーションモードに突入した状態で、特に困ること。

\突然やってくる質問/

どう返事したらいいのか分からず困っちゃう場面ってよくありますよね。

そこでこのエントリーでは、泣く子も黙るコミュ力の持ち主であるわたしが、フリーランスならではのバリエーション豊かな受け答えの方法を披露いたしましょう。

ケース1

「あ、手酌してる!手酌は出世しませんよー」

t

分かる、分かるよ。飲もうと思ったらグラスが空。誰も注いでくれない。。
けっして喉がかわいたわけではないんですよ。グラスを持つことによる参加してる感を醸し出そうとしてるんです。
しかしそんな自分をよそに盛り上がる会場。届きそうで届かない、遥か彼方にまばゆく光る会話の渦という銀河たち。
とめどなく盛り上がり続ける姿はまさにビッグバン。そんなロマン溢れる空間に、ぽっかりと空いた自分というブラックホール。
あぁ、なぜ大テーブルの真ん中に座ってしまったんだ!
そんな究極状態でついつい打ってしまう禁断の一手。それが手酌!

これで安堵の時間が訪れるのかとおもいきや、そうは甘くないですよね。
禁断の一手を打とうものなら、すかさず飛んでくるのがこの一言。
「手酌は出世しませんよー」
なら入れてくれよ!!

そんな理不尽な状況のときは、すかさずこう返しましょう。

「いや、フリーランスですから。」

役職とかないんです。つまり出世に目がくらまないんです。
上司の顔色を伺いつつベストタイミングでお酌!
これぞ社会人の生きるすべ!ってそもそもお伺いを立てる上司いない。

まさかの切り返しをされた質問者は、
会社の人間関係という呪縛から開放され、自由を謳歌しているがゆえの手酌という至極の一杯の存在を知ることになるでしょう。
そんなお酒の楽しみ方を知っているなんて素敵!

でもそうですよね。

自分がつくった環境で仕事をするわけですから、
良いことも悪いことも自分の責任のもとに振ってくるので、自ずと目の前のことに集中できるという気がします。
やりたいことをするためにフリーになるのではなく、やりたくないことをやらないためにフリーになったのかな、と感じるようになりました。

ケース2

「土日ってなにしてるんですか?」
「仕事です。」
「えー!大変ですねー」

ああ、何度繰り返されたことか!
それを、こう。

「いや、フリーランスですから。」

土日”も”働いているんじゃなく、土日”に”働いているんです。
平日わりかし休んでますよ。もうね、平日のお出かけ最高。

混まない・待たない・開いてない

のトリプルハッピーですから。
なんですかトリプルハッピーって。

もうね、ワークライフバランスとか言っちゃってる人は笑止ですよ。
時代はワークライフミックス。
公私は分けるものではなく混同するものです。
混ぜるな危険!おいでませ楽園!!

でもそうですよね。

複数の仕事を掛け持ちする人もたくさん出てきていますし、「この人は◯◯をしている人」と一言で説明できない方もまわりにたくさんいます。
それはつまり、趣味やプライベートから自分の得意なことを把握して、それを活かせるフィールドをつねに探してきた結果とも言うことができるんじゃないでしょうか。
仕事で選ぶのではなく、働き方で選ぶ。そんな選択軸を持っている人が増えてきている印象です。

ケース3

「(調整さんチラチラ)あれ、、、けっこう暇なんですか?笑」

tyousei

ああ、何度誤解を受けたことか!

そんなときこそ、こうです。

「いや、フリーランスですから。」

いや、フリーランスなんですよ。マジでもうほんとにフリーランスなだけなんです。
毎日ヒマなんじゃなくて、時間の調整がある程度できるというこの一言につきます。
集団で予定を合わせたがるわりにはやたら✕の多いあなたにとって一番輝いて見えるはずの存在、それがフリーランス!!だれがブラックホールや!!

調整さんでオール◯な画面を見て自然発生的に感じる「あれこいつ働いてないんじゃね」的な疑問はまぁ分かるが、せめて最期の笑をとってくれ。

でもそうですよね。

24時間を自分の管理下におけるので、考え方によっては365日無休であり、考え方によってはエブリディゴールデンウィークなわけです。
どうせなら後者ととらえたほうが楽しそうなので、僕はそういう心持ちで過ごしています。

ケース4

自炊してるんですか?すごーい。

omotenashi

ジタクキンミスト(自宅で勤務している人)な皆さん!ようやく来ましたよ!
ここは全力のドヤ顔でこう言いましょう!!

「 どや、フリーランスですから。」

(ただし料理してる人に限る)

単に料理上手なことだけを褒められている投げかけに対し、
料理だけにとどまらず、家事全般にしっかり時間をさける人間ですよ。という、さりげアピりポイント3倍キャンペーン実施中な返しとなるわけです。
たちまち質問者さんの眼が、家事がきっちりこなせる人って魅力的ですね、人間ができていますね、という、全方位肯定型の視線に変わることでしょう。
なんというコミュ力。どうやら、母方のおばあちゃんがコミュ力だそうです。

でもそうですよね。

自宅で働いていることのメリットってとっても多いんです。

天気いいなぁ。ちょっと庭の手入れでもするかー。朝飯前!
(ただし庭がある人に限る)

11時か。お昼ごはんのためにちょっとお米研いでおこっと。昼飯前!
(ただしお米研げる人に限る)

おっと急な夕立ち!急いで洗濯物を取り込まなくちゃ。 夕飯前!
(ただしイケメンに限る)

まぁ、それを上回る誘惑も待ち受けているからこそ人はみなオフィスに出勤していくんですが。

ケース5

京都ってステキなところですよね。

gionmatsuri

さぁ出ましたよ。漠然とした場所褒め。これは地味に困るんですよねー。

笑顔で言ってるからほんとに褒めてるんだろうな。
でも口角は言うほどあがってないな、「まぁ私は住まないけど」という前置きがあるんだろうな。
でも生搾りチューハイのマドラーをくるくるしながら話してるな、ちょっと暗い過去をもっているのかな。
あ、目は笑ってないな。あまり関わらないほうがいいな。

などなど、場所褒めトークには様々な感情パターンが存在します。
そんなときにはこうでしょう。

「はい、フリーランスですから。」

どうですか、この返し。
よーく考えてください。これはですね、場所を褒めてるんではないんですね。あなたを褒めているんです!
つまり、
「京都って(いう土地を選んだあなたの)素敵なところ(は誰しもが認めるところ)ですよね。」
という、エリアを褒めていると見せかけての本人褒め、しかもべた褒め。それを見事に汲みとった、ウィットに富んだ返しです。
どんでんもびっくりのカッコ書き。コミュ力の玉手箱ですね。

でもそうですよね。

働く&住む地域を選ぶことができる、その自由度が高いというのはフリーランスという生き方の大きな強みだと思います。
僕は今、一軒家に住んでいまして、その家がシェアオフィスになっているという珍しい暮らしをしていまして。
詳しく話すと長くなりますが、ひとつ言えることは、これこそ自分が追い求めていたワークライフミックスです。

ケース6

おでんが美味しい季節になりましたね。

oden

この質問者は「ホントですねー。あ、そうだ。みなさんの好きなおでんの具ってなんですか?」という流れを生もうとしているはず。
大人数でのテーブルトークで、冬の定番かつ盛り上がり間違いなしの話題を切り出すことができるやつというのは重宝されますよね。自分がそんなやつになれるとしたら、これほど名誉なことはありません。
そんな忘年会における名誉会長ポジションを、なんとこちらに預けてくれている。それもごくごく自然な流れの中で。
これほどのお膳立てがありますか!
“一番出塁、二番が送り、三番四球の四番タイムリー。”
なんという素敵な響き。このフレーズだけでご飯三杯はいける理想の展開でしょう。でもでも、流れというのはみんなの力が合わさらないと生まれないんです。
まさに全員野球!
この質問者さんは、トップバッターとして見事出塁をして機運を高めてくれました。そんな全員野球の体現者にたいする返しがこうです。

「いいえ、フリーランスの時代です。」

いかがですか。
季節に対して時代とかえす。もはや会話が成り立っていません。

得点の機運が最高潮に達したところでの、まさかの初級ポップフライですよ。
この空気の読めなささは、まさにため息製造機。みんなの期待はジェット風船とともに散り散りに。
泣く子も黙るコミュ力とはなんだったのか。

でもそうじゃないかもしれません。

フリーランスは良くも悪くも自分に返ってきます。
挑戦した結果だったとしたら。それを甘んじて受け入れる覚悟が彼にあった上でのポップフライなら。

フリーランスという働き方にスポットが当たるようになり、世の中には漫然とした「フリーランスかっけー」的な雰囲気ができあがりつつあります。
しかし、バッターにタイプがあるように、おでんにたくさん種類があるように、フリーランスも十人十色です。
“フリーランス”で一括りにされるのではなく、もっと一個人としてフューチャーされるような、そんな餅きんちゃくに僕はなりたい。

えぇそうです。
好きなおでんのポジションは、3番サード餅きんちゃくです。

19日担当みうさん(@miu0512)からいただいた質問は「フリーランスになって、今後これだけは絶対に成し遂げたい!という目標はありますか?」でした。

お答えします。

「ありません!」

さすがにこれだけだと確実に怒られるので、補足をします。
そのときの感覚を大切にしたいという考えから、「先のことを決めすぎない」ということをモットーにしていますので、1年以上先のことは決めないことにしています。
ただ、いっちょがみな性格で、やりたいことはたくさんありますので、これぐらいのスタンスでいくのがちょうどいいのかなぁと感じています。

お次はSOUさん(@sou_lab)

SOUさんへの質問は、
「SOUさんのフリーランスとしての立ち位置をおでんの具で例えると?」
でお願いします!

\souサン イケメン!/

  • このブログをはてなブックマークに追加

Contact

お仕事のご依頼、面白いことのお誘い、一度お話してみたい!などなど、鬼頭祐毅へのお問い合わせは、下記のフォームよりお願いします。送信後、 info@motoyamayuki.com より確認のメールが届きます。

お問い合わせフォーム

    お名前

    メールアドレス

    内容

    Treble