弁当男子による冷凍保存のすゝめ
2011.04.14
どうも、弁当男子です。
春ですね。新生活が始まって「今年こそはお弁当毎日作るんだ☆」とい う目標を立てている女子男子もいることでしょう。今回はそんなあなたのための記事です。
お弁当ってね、料理を作らなければ完成しないんです。これ、意外と知らない人がいるので。
せっかく思い描いたお弁当ライフ、せっかくなら末永くお付き合いしていただきたいので、毎日のお弁当生活に絶対にかかせない技について。
弁当男子がちょっと本気出して冷凍保存のすゝめを説いてみましょうか。
良いことづくめ
食材を計画的に冷凍保存することで、毎日の食卓に彩りが出ます。
また、保存の仕方によって普段の調理時間も大幅に短縮できます。
冷凍保存を前提にしておくと、安い時にまとめ買いが出来て節約につながります。
ポイント
・急速冷凍
金属製のバットの上に食材を置くと、熱の伝導が早いためスピーディに凍らせることが出来ます。
特に、調理後に冷凍するものは急速冷凍することで水分をなるべく内側に閉じ込め、風味と歯ごたえを残せます。アルミホイルに巻いても効果的。なるべく薄く、なるべく平たくを心がけましょう。
・買ってすぐに調理
鮮度は時間と共に落ちていきます。
風味・栄養価・歯ごたえ 全てが刻一刻と失われていることを忘れないように。
余り物を冷凍するのではありません。
無駄なく美味しく食べるために、冷凍する前提で食材を準備しましょう。
・空気に触れさせない
冷凍臭がつく、酸化が早まるなど、良いことなし。空気は敵です。
ジップロックなどで密封。厚手のビニールや容器が好ましい。
ラップの場合は、なるべく3重以上。
・サイズは均等に
解凍時間を統一させるため、均等な大きさに切ってください。
解凍具合のムラは、食感や風味にダイレクトに影響します。
・日付と食品名を書く
(小松菜とほうれん草は見分けがつきません。肉は部位まで書くと便利)
・その他注意点
一度解凍した食材の再冷凍は絶対に禁止。
冷凍保存した食品はなるべく1ヶ月以内に使い切りましょう
(家庭の冷凍庫はそこまで低温に出来ないのと、頻繁に開け閉めもするので温度にムラができるため)
さて、冷凍保存についてイメージ出来たでしょうか。ではいよいよ実際に冷凍していきましょう。
とはいえ世の中には様々な食材があり、種類や水分量などによって美味しく冷凍する方法が違ってきます。お肉や魚は上のポイントを守ってもらえればさほど難しくありませんが、問題は野菜!
今日はその野菜の中でも、よく使いそうな野菜をピックアップして
冷凍のコツ(上段)
解凍のコツ(下段)
を伝授いたします!
にんじん | 薄切りにして冷凍か、サッと炒めて甘みを出してから冷凍 |
生の場合、冷蔵庫で自然解凍。炒めた場合、冷凍のまま調理 | |
じゃがいも | 生は不可(中身がスカスカになり、食感が悪い) |
茹でた後、一口大にするかマッシュにして冷凍 | |
冷蔵庫で自然解凍 | |
きゅうり | 小口切りにして塩もみで水気を出してから冷凍 |
冷蔵庫で自然解凍 | |
タマネギ | 丸ごとは不可 |
スライスして冷凍(水にさらさないように)か、炒めて甘さをだしてから冷凍 | |
冷凍のまま調理 | |
ピーマン | さっと炒めて青臭さを飛ばしてから冷凍(タネは除いておく) |
冷凍のまま調理 | |
茄子 | 皮をむき、一口大に切ってあく抜きをしたあと、しっかり水気を切ってから冷凍 |
冷凍のまま調理(煮浸しなど) | |
トマト | ざく切りにしてから冷凍(調理の際に潰すのだから急速冷凍するため) |
冷凍のまま調理 | |
大根 | おろしてから冷凍保存(風味は落ちる) |
冷蔵庫で自然解凍 | |
もやし | サッと油で炒めてから冷凍保存 |
冷凍のまま調理 | |
ねぎ | 小口切りか3cmほどに切ってから冷凍保存 |
冷凍のまま調理 | |
パセリ | まず茎のまま冷凍させ、パリパリと手で細かくしてまた冷凍。 |
冷凍のまま調理 | |
牛蒡 | さかがきにし、あく抜きをする。さらに熱湯でサッとゆで、冷ましてから冷凍保存。 |
冷凍のまま調理 | |
きのこ類 | 石づきを切り落とし、細くほぐしてから冷凍保存(水洗いはしないように) |
エリンギやマッシュなど、食感が大切なものはサッと茹でるか炒めてから冷凍 | |
さやいんげん | へたと筋をとって、茹でてから冷凍(あまりやわらかく茹でないように) |
冷凍のまま調理 | |
枝豆 | さっと塩ゆでして冷凍保存 |
冷凍のまま調理 | |
ブロッコリー | 小房に分けて、塩ゆでしてから冷凍保存(硬めでOK) |
冷凍のまま調理 | |
青菜 | サッと塩ゆでし、水気をよく切ってから3cmほどに切り冷凍保存 |
冷凍のまま調理(汁物、炒め物)、自然解凍(和え物) | |
オクラ | 板ズリし、サッと茹でて水気をしっかり切って冷凍保存 |
冷凍のまま調理(汁物、炒め物)、自然解凍(和え物) | |
にんにく | 小房に分けて冷凍保存(薄皮は剥かないように) |
生姜 | そのままでも可(すり下ろしての冷凍保存は風味が損なわれるのでNG) |
* | にんにく・生姜は、風味をつける食材なので冷凍はなるべく避けたい |
風通しの良い場所で新聞紙にくるんで保存が理想。 | |
生姜は水(または焼酎)につけて冷蔵庫に保存でもOK |
いかがでしたでしょうか。
冷凍保存はとっても便利なので、次に買い物にはぜひこのブログを参考にしながr…
え?いちいちブログなんて見てられないって???
そんな方のために今回は上の表をPDFファイルにいたしました☆
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皆さんのお弁当ライフはもちろん、自炊生活が楽しく美味しくなれば幸いです。
*上の表にある内容は、試行錯誤しながらマイレシピ帳に書きためていたものをまとめました。ですのですべて実体験のもとですが、最初は色々とネットを参考にした部分もあります。もはやどこを参照したかも覚えてないのですが冷凍保存を解説されているサイトさんはいくつもありますのでぜひ検索などで色々と見て回ってください。そしてご自分なりの冷凍保存レシピを作っていただきたいと思います。